▶【経営コラム】創業初期破綻理由(経産省調査結果)

2018年12月17日

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 …萌芽期(ほうがき)~成長初期、企業の失敗理由
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(少し古いデータですが)
『経済産業省経済産業政策局新規産業室は、平成19年度創業・起業支援事業において、ベンチャー企業を対象に、失敗、トラブル、ヒヤリとした経験についてのインタビュー調査を実施し、調査結果を事例として取りまとめました。当該調査をもとにベンチャー企業の経営危機データベースを作成いたしました。調査結果の概要は以下のとおりです。』(経産省ホームページより)
相当手間暇をかけて調査されたデータがあります。ご確認ください。

■萌芽期(ほうがき)~成長初期の失敗の原因について以下記載します。

1.経営管理能力の欠如 16件
2.商品・マーケティング 戦略ミス 13件
3.営業力の弱さ 8件
4.資金繰りの悪化 5件
5.市場環境の悪化 5件
6.組織の機能不全 5件
7.研究開発・技術開発の遅れ 5件
8.コスト意識の低さ 高コスト体質  3件
9.社長の人的問題 2件
○総計 72

※詳細は以下を確認してください。
http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/kikidatabase/index.html

■併せて、創業時に陥りがちな楽観主義について整理いたします。ご確認ください。

◆1.『計画通りに進む』との楽観主義!

○10期目の会社が立てた11期目の計画、概ね計画通りに進捗するでしょう。
○3期目の会社が立てた4期目の計画、計画の見積もりには不安が残ります。
○創業時に立案した1期目の計画、過度に保守的に見積もらない限り当たりません。

計画通りに事業は進まないのです。これが実態です。それでも計画は目安として必要です。目安を立てて、ずれを確認しながら事業を運営するために必要です。

◆2.『少ない費用で立ち上がる』との楽観主義!

計画通りに進捗しなかったとき、それを解決するのは時間です。
当初立てた仮説を修正しながら試行錯誤を繰り返します。事業自体が的外れでなければ、時間を要しながらも着地します。
計画に対して余分に費やした時間を埋められるのは資金・お金しかありません。資金不足で頓挫する、これは時間を稼ぐ資金を確保できないとの意味です。

◆3.『資金が必要になればお金は借りられる』との楽観主義!

計画通りに進まずに、時間が必要、時間を確保するための資金が必要になった折に、金融機関に駆け込んで、資金を求めようとします。これは原則間違えです。難解です。
計画が遅れた、時間を掛ければ軌道に乗る、この蓋然性の説明は容易ではありません。金融機関は原則、足元の進捗・実績を基準に、将来生み出すキャッシュフローを勘案して融資の可否を判断します。
(金融機関が有するのは「日傘」であって「雨傘」ではありません。)

◎どうすればよいか…計画をしっかり立案します。一方で、その計画を鵜呑みにせずに計画が遅れることを想定して資金を最大限調達し続けること、これが正解です。

◆4.『安くしても売れればやって行ける』との楽観主義!

「とにかく売れさえすれば何とかなる」、このように考える社長様も少なくありません。「売れなければ何ともならない・始まらない」は正解ですが、「とにかく売れさえすれば何とかなる」は正しくありません。
一定額以上売れた時には一定以上の利益を捻出できる値決め・価格設定は経営上極めて重要です。手間暇をしっかり掛けて、よくよく考えて、シミュレーションをしっかり行って、腫物に触るように慎重に決めてください。とにかく値決めに対しては全身全霊を注いでください。

◎どうすればよいか…安売りは絶対にしない、価格を売るための道具に使わない、安売りでしか勝負できない事業なら、事業自体を再考してください。

知って、学んで備えてください。創業に関する手続き・資金調達・計画立案についても、当事務所にご相談ください。

 


※銀行融資プランナー協会の正会員である当事務所は、クライアントに『お金の心配をできるだけしない経営を行ってもらう』ための新しい機能(=金融機関対応を含む財務の機能)を持つことを宣言いたします。我々は、『税理士』ではなく、『新・税理士』です。遠慮なくご相談ください。

 

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